天才画家カラヴァッジョの劇的な人生と作品を紹介
国立西洋美術館では、企画展「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」が、3月1日から6月12日まで開催される。
西洋美術史上最も偉大な巨匠の1人であり、イタリアが誇る天才画家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571~1610年)、の劇的な人生と作品、そして彼の芸術が美術史に与えた影響を紹介する。
「エマオの晩餐」など傑作約10点が結集
「カラヴァッジョ展」は、イタリアの代表的な美術館が所蔵するカラヴァッジョの名品と、その影響を受けたカラヴァジズムの作品50数点、その他関連伝記資料などを展示。
38歳で没したカラヴァッジョ。現存する真筆は60点強と言われており、移動不可能な作品が多数ある中、「エマオの晩餐」など傑作約10点が結集し、日本で過去最多、世界でも有数の規模となる。
同展では、「風俗」「五感」「光」「斬首」などのテーマごとに構成。カラヴァッジョの作品を、カラヴァジェスキ(継承者たち)の作品とともに紹介。講演会、スライドトークも予定され、カラヴァッジョが、バロックという新時代の美術を開花させる原動力となり、ラ・トゥールやレンブラントを含む数多くの画家たちに与えた影響や、その人物像に迫る。

「カラヴァッジョ展」 公式サイト
http://caravaggio.jp/