5尾の鯛神輿が若者達に担がれ、街中や海を練り回る
愛知県南知多町豊浜では、“天下の奇祭”「鯛まつり」が、7月18日・19日の2日間開催される。
威勢の良い掛け声とともに、長さ10~18mの竹と木の骨格に白木綿を巻いて作った大小の鯛神輿5体が若者達に担がれ、街中や海を練り回る奇祭。その様子は海の祭りにふさわしく勇壮で、ユニークさで全国的にも名をはせる。また、18日には豊浜漁港で花火大会が開催され、「鯛まつり」の初日を彩る。
大鯛神輿を担いで海に入り練り歩く姿は勇壮
「鯛まつり」は、須佐地区・津島神社と中洲地区・中洲神社の祭りの行事として行われ、明治18年頃、祭礼に興を添えようと「ハツカネズミ」の張りぼてを作ったのが最初といわれ、その後魚類になり、大正初期に「大鯛」に、昭和初期には胴内ではやしながら海に泳がせるようになったという。
18日は、須佐地区4体の鯛神輿が各区内を練り回った後、昼頃には4区の太鼓打ち・鯛神輿が津島神社から神迎えし御仮屋へ集結。13:00頃から御仮屋前広場で、4体の鯛神輿が練り歩き、ぶつかいあい、打ち込みと競演。15:00~17:00には各区へ帰着。19:30からは奉納の豊浜花火大会が開催される。
19日は、須佐地区では、4体の鯛神輿が船に引かれて豊浜漁港内を遊泳。13:00頃から御仮屋前広場で、4体の鯛神輿の競演。14:00頃に津島神社へと神送りし、16:00頃には各区へ戻る。
中洲地区では、11:00頃、中洲神社前から西に区内を練り歩き、15:30~16:30頃、中洲漁港で大鯛神輿を担いで海に入る。その後、17:30頃から、神社から東に区内練り歩き途中で電飾設置が設置され大鯛に灯りがともり、20:30頃中洲神社に帰着する。

豊浜商工会 「愛知豊浜 天下の奇祭 鯛まつり」
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