釜石線・花巻~釜石間にて土日祝日を中心に運転
東北で復活するSLによる新しい列車 「SL銀河」が、4月12日にいよいよデビュー、釜石行きで営業運転を開始する。
JR東日本では、東北エリアへの旅行を活性化することを通じ、観光面からの復興支援と地域の活性化に取り組んでおり、その一環として、釜石線・花巻~釜石間にて、臨時列車として土日祝日を中心に運転する。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」をテーマに列車全体をプロデュース
「SL銀河」は、“C58 239”を復元し運行するSL列車。釜石線沿線を舞台に描かれた宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を代表的なテーマとして列車全体をプロデュース。
客車の外観デザインは夜空をイメージしたブルーをベースに、銀河鉄道の夜に登場する星座や動物をシンボル化し演出。編成全体のイメージは車両毎に色のトーンを変えるグラデーションで、編成全体で銀河ブルーを表現する。
また、4両編成の客車の車内空間は、宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界観を表現。ガス灯風の照明やステンドグラスなど、緩やかな個室感と柔らかな光の中でゆっくりと非日常を満喫できる。また、「銀河鉄道の夜」の世界を体験できる小型プラネタリウムを搭載、宮沢賢治にまつわる展示空間も設けられる。
運転計画は、土日祝日を中心に、“釜石行き”または“花巻行き”の1日1便。全席指定席で、指定券は、乗車日の1か月前の10時より発売となる。

JR東日本盛岡支社 「SL銀河情報」
http://www.jr-morioka.com/sl/