国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」、 8月10日より開催

3年に一度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」（主催：あいちトリエンナーレ実行委員会/芸術監督：五十嵐太郎　東北大学大学院教授）が、8月10日(土) ～ 10月27日(日)の79日間開催される。

第2回となる「あいちトリエンナーレ」では、「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか：場所、記憶、そして復活」をテーマに掲げ、東日本大震災後のアートを意識しつつ、世界各地で起きている社会の変動と共振しながら、国内外の先端的な現代美術、ダンスや演劇などのパフォーミングアーツ、オペラを紹介するという。

現代美術では、国内外から75組のアーティストが出品し、最先端の現代美術を紹介する日本最大級の国際美術祭「国際美術展（現代美術）」を、愛知芸術文化センターや名古屋市美術館、さらには名古屋市内のまちなかや、岡崎市内のまちなかで展開。また、新進作家等を対象に、公募によって選ばれた11企画の展示を長者町会場（ARTISANビル1階内壁、丹羽幸株式会社ミクス館ショーウィンドウ、伏見地下街、長者町各所）で実施する。

映像プログラムとして、テーマと関連する映像作品を、実験映画、ビデオアート、ドキュメンタリー、アニメーション、劇映画等のジャンル区分を越えた視点から選出し、9/25(水)から10/17(木)まで、愛知芸術文化センター12階アートスペースAを会場に上映。9/22(日)にはオープニング上映として岡崎地区松本町会場で「ファイナル・カット」を、10/19(土)には今年度「アルス・エレクトロニカ」(オーストリア)で優秀賞を受賞したSjQ＋＋が長者町会場で、受賞後国内では初となるライブ上映「arc」を行う。

また、舞台芸術では、テーマに沿って世界最高水準の演劇・ダンス・音楽作品を精選した「パフォーミングアーツ」、イタリア人指揮者 カルロ・モンタナーロと、新進気鋭の演出家 田尾下哲により、イタリアと日本の伝統と文化が交錯して生まれたオペラ「蝶々夫人」の上演が行われる。

他にも、普及・教育活動として、子どもたちが毎日自由に創作活動するなど、アートを体感できるスタジオの開設や、夏休みや週末を中心に、子どもや親子を対象としたワークショップを実施する「キッズトリエンナーレ」なども開催が予定されている。

現代美術と舞台公演が同時に行われ、ほかの芸術祭にはない、“いま、ここでしか体験できない空間”「あいちトリエンナーレ」に出かけてみては？



「あいちトリエンナーレ2013」公式サイト
http://aichitriennale.jp/index.html