神幸祭が催行され、東京都心を祭礼行列が練り歩く
東京・赤坂の日枝神社では、「山王まつり」が、6月7日から17日まで開催される。
神田祭・深川祭とともに江戸3大祭りの筆頭として、さらに日本3大祭りにも数えられている、歴史ある盛大な祭り。今年は隔年で行われる神幸祭があり、東京都心を300mの祭礼行列が練り歩く。
歴代将軍が上覧拝礼したという「天下祭り」
「山王まつり」は、江戸時代には、江戸城内に御神輿と山車の入御を許可され、3代将軍家光公以来の歴代将軍が上覧拝礼したという「天下祭り」として盛大を極めた祭り。
6月10日に行われる神幸祭では、御鳳輦二基・宮神輿一基・山車五基が、王朝装束に威儀を正した総代役員や氏子青年の奉仕により、氏子区域を巡り、総勢500人からなる現代の王朝絵巻は圧巻。現在は、皇居坂下門にて駐輦祭、宮司以下神社役員が神符の献上及び、参賀を行う。
神幸祭巡幸路は、日枝神社(7:30)、国立劇場(10:25)、坂下門(11:35)、丸ビル角(12:05)、日本橋日枝神社(13:10)、京橋3丁目(14:45)、銀座4丁目(15:00)、新橋1丁目(15:15)、日枝神社(16:45)の予定となっている。
他にも、稚児行列や、神楽囃子や山王太鼓といった日本古来の芸能に触れられる出し物、茶席、納涼大会など、さまざまな奉祝行事などが、期間中は毎日催され、多くの人出で賑わう。

日枝神社 「山王祭」
http://www.tenkamatsuri.jp/index.html