今年3月、国選択無形民俗文化財に
街中が勇壮な太鼓の音に覆われる、小倉の夏の風物詩、「小倉祇園太鼓」が、北九州市・小倉城周辺で、7月15日から17日まで開催される。
映画「無法松の一生」で有名な祇園太鼓に象徴される勇壮な祭りで、今年3月には国選択無形民俗文化財に選定。期間中は、毎年約30万人という観客が全国各地から小倉の街を訪れる。
ヂャンガラと太鼓の音が、祭りを熱く盛り上げる
主な行事予定は、7月1日が、山鉾すす払い ・ 打ち初め式、7月15日が宵祇園、16日が、平松御神輿祭、おもてなし太鼓、太鼓競演大会、17日が、据え太鼓競演会、太鼓広場「廻り祇園」。
祭りのハイライトとなる、太鼓競演大会では、約100チームの参加町内・団体が列をつくり、審査員の前で太鼓打ちを披露しながら通り、伝統の太鼓の打法を競い合う。
また、最終日の、太鼓広場「廻り祇園」では、城下町小倉の各所から山車約92台、184張の太鼓、延べ4000人が集まり太鼓を叩き続け、18:45頃からは、全山車が停止し叩く「勢揃い太鼓」が見もの。
やがて、全山車の進行が始まり、打ち鳴らされる太鼓、ヂャンガラ(すり鉦)の音が響き渡り、小倉の街が祭りの熱気に包まれる。

小倉祇園太鼓保存振興会 「小倉祇園太鼓」
http://www.kokuragiondaiko.jp/北九州市 「平成28年度 小倉祇園太鼓」
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kokurakita/w2100020.html