アジア23カ国・地域の注目作を一挙上映
映画を通して、アジアに対する理解と文化交流を促進する、「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016」が、キャナルシティ博多などで、9月15日から25日までの11日間開催される。
アジア23カ国・地域の日本初公開作品や話題の注目作が一挙上映され、ベトナム大特集、日本映画特集、ドキュメンタリー特集を企画。特別上映作品や、バリアフリー上映会なども予定されている。
盛り上がりを見せる近年のベトナム映画を特集
「アジアフォーカス・福岡映画祭」は、市制100周年を記念して1989年に開催した「アジア太平洋博覧会」で培われたアジアとの交流の輪をさらに深めるために、翌90年から始まった「アジアマンス」の主要事業のひとつとして、1991年にスタートし、今年で26回目を迎える映画祭。
上映作品の選定にあたっては、映画祭ディレクターが事務局スタッフとともに実際にアジア各地に足を運び、現地調査を行い、作品の上映にあたっては、監督・主演者等をゲストとして招待し、会場でのディスカッションやシンポジウムなどで市民との交流を図っている。
ベトナム大特集では、エンタメ色の強い作品からアート系作品、ベト僑監督による作品など、様々な視点 でセレクトしたラインナップで「ベトナム映画の今」を紹介。
日本映画特集では、深作欣二や若松孝二らによって映画化された、福岡県出身の劇作・演出家つかこうへいの代表作などを上映し、つかこうへいの魅力に迫る。
特別上映作品(一部作品は抽選により招待)は、福岡アジア文化賞受賞記念特別上映「預言者ムハンマド」(2015年/イラン/158分、監督:マジド・マジディ)、熊本地震復興支援 特別上映「うつくしいひと」(2016年/日本/39分、監督:行定勲)。
今秋公開となる話題作、「淵に立つ」(2016年/日本・仏/119分、監督:深田晃司)、「バースデーカード」(2016年/日本/123分、監督:田康弘)などとなっている。

「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」 公式サイト
http://www.focus-on-asia.com/