叙情豊かで気品高い踊りが来訪者を魅了する
富山市八尾地域では、「越中八尾 おわら風の盆」が、9月1日から3日にかけて行われる。
夕暮れを過ぎると、家並みに沿って並ぶぼんぼりに淡い灯がともり、三味線、胡弓、太鼓の音に合わせて哀調帯びた唄や、格調高い男女の踊りの叙情豊かで気品高い様子が、多くの来訪者を魅了する。
演舞場における演舞会や各町内での輪踊り・町流しを実施
「越中おわら」は、富山市南西部の山あいの、格子戸の民家、土蔵等、昔の面影を残すまち並みが続く越中八尾で、300年余踊りつがれ、「おわら風の盆」では、坂の町を揃いの法被や浴衣姿で流し歩き、編み笠の波が行き過ぎる。
町流し(9月1日~3日)については各町内(11か所)で行われ、八尾小学校グランドの演舞場では、保存会各支部による演舞会(9月1~2日)を実施。
また、「おわら風の盆前夜祭」が、8月20日~30日の期間で開催され、「おわらステージ」(八尾曳山展示館「観光会館」ホール)や、毎晩、1町内で輪踊りや町流しなどが行われる。

「越中八尾 おわら風の盆」 公式サイト
http://www.yatsuo.net/kazenobon/index.html