勇壮華麗な「男祭り」
愛媛県新居浜市では、阿波踊り、よさこい祭りと並び、四国三大祭りのひとつとされる「新居浜太鼓祭り」が、 10月16日から18日(大生院地区:10月15日~17日)に開催される。
1台重さ約3トン、高さ5.5m、長さ12mという山車である太鼓台が、150人余りの男衆「かき夫」で差し上げられ、その豪華絢爛さ、勇壮華麗なことから「男祭り」の異名をもち、毎年約10万人の観衆が訪れる。
巨大な太鼓台がかつぎ上げ差し上げられる
「新居浜太鼓祭り」では、現在9地区(川西、川東、川東西部、下郷・又野・松神子、船木、角野、泉川、中萩、大生院地区)のおよそ50台の太鼓台が参加。
太鼓台から打ち鳴らされる腹に響く太鼓の音、かき棒にまたがり太鼓台の運行を仕切る4人の指揮者の笛、揃いの法被に身をつつんだ男衆達のかけ声によって市内を練り歩く。
見どころである「かきくらべ」では、複数の太鼓台が一箇所に集まり、練り歩く際に取り付けていたタイヤをはずし、かき夫が太鼓台を肩にかつぎ上げ、さらに「差し上げ」と呼ばれる両手を伸ばして持ち上げる様を競い合う。
また、日本三大喧嘩祭りのひとつとされるように、太鼓台同士をぶつけ合う「鉢合わせ」も有名だが、危険な喧嘩となり禁止行為とされ、安全で平和な運行に努めている。

新居浜市 「新居浜太鼓祭り」
https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/unyu/taikomatsuri.html