驚きと発見に満ち溢れた「古代の動物園」が出現
国立科学博物館(東京・上野公園)では、「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」を、7月12日から10月5日までの期間で開催する。
約1億2000万年前から1万年前まで、日本に生息し、今では絶滅して見ることのできない数々の哺乳類を多角的に紹介する展覧会。日本の太古の哺乳類を紹介した特別展は世界でも初めてで、驚きと発見に満ち溢れた「古代の動物園」が出現する。
哺乳類の進化と絶滅の歴史を、日本の化石でたどる
「太古の哺乳類展」では、大人(オス・メス)と子どもの「ナウマンゾウ」全身復元骨格3体を“家族”と見立てて一緒に展示。 水辺に生息し、約1300万年前に絶滅したパレオパラドキシアの世界的にも貴重な化石標本を、デスモスチルス(束柱目)の仲間の標本とともに展示するなど、貴重な標本約170点が日本中から集う。
展示構成は、「プロローグ:大陸時代と列島時代の日本」「第1章:恐竜とともに生きた哺乳類」「第2章:繁栄のはじまり」「第3章:巨大大陸の時代」「第4章:日本海と日本列島の成立」「第5章:デスモスチルス類の世界」「第6章:ゾウの楽園」「第7章:ナウマンゾウの世界」「第8章:大型哺乳類の絶滅」「第9章:現代日本の哺乳類」。
哺乳類の進化と絶滅の歴史を、日本の化石でたどる、大人から子どもまで楽しみながら学べる、この夏必見のイベントとなっている。

「太古の哺乳類展」 公式サイト
http://www.honyu-rui.com/index.html