モディリアーニのリアルな姿を明らかに
ポーラ美術館で4月から行われていた企画展「モディリアーニを探して~アヴァンギャルドから古典主義へ~」が、9月15日で終了する。
存在が長く伝説的に語られていたモディリアーニについて、その芸術家としての歴史的な位置を再考し、リアルなモディリアーニ像へと迫るこの展覧会、一度足を運んでみる価値がありそうだ。
モディリアーニってどんな人?
20世紀はじめに、芸術の最先端の地であったパリをめざして集まった若い芸術家たち「エコール・ド・パリ」。今でこそこの代表的な作家として知られるモディリアーニだが、生前は確たる評価を得られないまま、退廃的な生活のうちに35歳という短い生涯と閉じている。
この展覧会では、モディリアーニの油彩画、彫刻、素描など19点を軸に、ピカソやブランクーシといった同時代の作家の作品など、計65点を展覧。同時代の状況と照らし合わせながら、モディリアーニの生きた姿に迫る。
企画展メニューも
ポーラ美術館では、企画展にあわせた期間限定メニューが用意され、毎回好評となっている。
モディリアーニ展にあわせたメニューは、彼の故郷、トスカーナ地方の名物料理をフランス料理にアレンジした「モディリアーニの愛したトスカーナ」。美しいトスカーナ地方の風景を連想させるコース料理を楽しむことができる。

ポーラ美術館ホームページ
http://www.polamuseum.or.jp/exhibition/