500軒以上の露天商が軒をつらねる
備後路に春を告げる市として440年余の伝統を受け継ぐ「三原神明祭」が、JR三原駅北側一帯で、2月6日~8日(9:00~20:00)の3日間開催される。
だるま市、植木市をはじめ、全国から約500軒以上の露天商や催し物などが軒をつらね約30万人という人出で賑わう。
シンボルの神明大ダルマは高さ3.9メートルの大迫力
「神明祭」とは、伊勢神宮を祀る祭りのことをいい、この信仰が全国にひろまった室町末期、その頃、港町として栄えつつあった三原の9つの町組が寄り合ってはじめたのが祭りの起こりといわれ、備後地域の春祭りのさきがけとして、現在まで受け継がれている。
江戸時代の末頃から、神明市で縁起物として鉢巻きダルマが売られはじめ、別名「ダルマ市」ともいわれるようになり、一家円満、開運縁起物として珍重されてきたという。
シンボルとなっている神明大ダルマは高さ3.9メートル、直径2.9メートルの大迫力。もともとは、東町4丁目町内会が、「だるまくじ」を販売する目印に、昭和25年頃から設置したのがはじまりといわれ、平成25年1月に、半世紀ぶりに新調され、現在が4代目。
露店は、たこ焼き、たい焼き、リング焼き、フランクフルトやから揚げなどの飲食露店をはじめ、金魚すくい、射的、スマートボール等のゲームの露店など各種露店商がいっぱい。
7日・8日の土日には、バルーンアート、漫才、津軽三味線などのステージも開催予定となっている。

三原商工会議所 「三原神明市」
http://www.mhr-cci.or.jp/shinmei/