500点以上の作品群を通し、「ミニチュア特撮」のすべてを検証
熊本市現代美術館(熊本市中央区)では、「館長 庵野秀明/特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技~」が、4月11日から6月28日まで開催される。
同展では、「ゴジラ」や「ラドン」、「ウルトラマン」の特撮に用いられた様々なミニチュアやデザイン画、展覧会オリジナル特撮映画「巨神兵東京に現わる」など、500点以上の作品群を通し、「ミニチュア特撮」に関するすべてを検証し、未来に向かって発信する。
西日本・九州エリアでの唯一の開催地、全国最後の展覧会
「特撮博物館」は、コンピューター・グラフィックスによる映像技術の発展により、急速に岐路に立たされつつあるミニチュア特撮の素晴らしさを未来へと継承したいという庵野氏のひたむきな想いから企画がスタート。
2012年夏、東京都現代美術館においては29万人の観客に感動をもたらしました展覧会。熊本市現代美術館は、西日本・九州エリアでの唯一の開催地、そして全国巡回最終会場となる。
出品作品としては、映画の特撮に使われた様々なミニチュアやデザイン画から、「ウルトラマン」などの希少なマスク、主人公たちの乗り込む戦闘機のミニチュア、プラモデルパッケージなどのイラストレーション原画を展示。
さらに、同展のためにミニチュア特撮の技術を駆使して制作された、庵野秀明の企画による短編映画「巨神兵東京に現わる」(スタジオジブリ製作、樋口真嗣監督)の上映、特撮映画最盛期の美術倉庫を原寸大で再現した巨大インスタレーションなど、多様な作品群によって特撮の全貌をドラマチックに体験することができる。

くまもと県民テレビ 「館長 庵野秀明/特撮博物館」
http://www.kkt.jp/event/tokusatsu/index.html