大英博物館収蔵の100作品を通じ、200万年前から現代に至る人類の創造の歴史を読み解く
東京都美術館(東京都台東区上野公園)では、特別展「大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史」が、4月18日から6月28日まで開催される。
人類の文化遺産の殿堂として世界中のあらゆる地域と時代を網羅したコレクションを誇る大英博物館の、700万点を超える収蔵品から選び出した100作品を通じて、200万年前から現代に至る人類の創造の歴史を読み解く。
同展は、福岡(九州国立博物館/2015年7月14日~9月6日)、神戸(神戸市立博物館別/2015年9月20日~2016年1月11日)に巡回予定となっている。
地球をめぐる時空を超えた世界旅行が楽しめる
同展では、大英博物館の「先史・ヨーロッパ」「古代エジプト・スーダン」「中東」「ギリシャ・ローマ」「アジア」「アフリカ・オセアニア・アメリカ」「コイン・メダル」「版画・素描」の8つの所蔵部門から厳選した100作品(グループ展示などを合わせた総点数約190点)を一堂に紹介。
構成は、「モノは語る」「第1章 創造の芽生え」「第2章 都市の誕生」「第3章 古代帝国の出現」「第4章 儀式信仰」「第5章 広がる世界」「第6章 技術と芸術の革新」「第7章 大航海時代と新たな出会い」「第8章 工業化と大量生産が変えた世界」。時代と地域を超えて、驚きに満ちた200万年の世界旅行が楽しめる。
選ばれた品々は、一見して何気ない日用品から教科書にも登場する芸術的な名品まで多岐にわたり、人々の日々の営み、信仰の対象、激動する社会背景など、様々な「歴史の断片」を私たちに語りかける。
ハリウッド映画「ハリー・ポッター」第1作に登場する「ルイス島のチェス駒」、日本の教科書にも紹介されている「ウルのスタンダード」など、コレクションの中でも抜群の知名度を誇る名品も来日。同館の代名詞ともいえる「ロゼッタ・ストーン」は、同展のために原寸レプリカを特別制作し展示予定となっている。

「大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史」 特設サイト
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