戦国九州のクライマックス、16世紀後半の激動の歴史を一望する
九州国立博物館(福岡県太宰府市)では、 九州国立博物館開館10周年記念特別展「戦国大名~九州の群雄とアジアの波涛~」を、4月21日から5月31日まで開催中。
「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」という開館以来の基本コンセプトに鑑み、16世紀後半の動乱の九州、そしてアジアの海を舞台として活躍した戦国大名、ならびに戦国の気風を受け継いだ豊臣大名の姿に迫る。
開館記念特別展「美の国 日本」を彩った名品との再会も楽しめる
構成は、「第1章 大友宗麟の栄光と挫折」、「第2章 戦国九州を疾駆した大名たち」、「第3章 九州の大名とアジアの海」と「名品との再会」。
「第1章」では、「大友宗麟像」(おおともそうりん ぞう/安土桃山時代・天正15年(1587)賛 京都・大徳寺瑞峯院蔵/展示期間:5月19日~5月31日)、重文・「白檀塗浅葱糸威腹巻」(びゃくだんぬりあさぎいとおどしはらまき/室町時代・16世紀 大分・柞原八幡宮蔵/展示期間:4月21日~5月17日)、国宝「短刀 銘 吉光」(たんとう めい よしみつ/鎌倉時代・13世紀 福岡・立花家史料館蔵)などを展示。宗麟の栄光と挫折の軌跡をとおして、戦国動乱の九州の歴史を紐解く。
「第2章」では、国宝「太刀 銘 康次」(たち めい やすつぐ/鎌倉時代・13世紀 岐阜・光ミュージアム蔵)など、大友氏との決戦を繰り広げた毛利元就・島津義久・龍造寺隆信、豊臣大名として九州の地に踏み入れた小早川隆景・黒田長政・小西行長・加藤清正など、大名たちの足跡を、各大名家・菩提寺などで守り継がれてきた肖像画・武具甲冑・遺愛道具からたどる。
「名品との再会」では、国宝「婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」(ふじょゆうらくずびょうぶ まつらびょうぶ/江戸時代・17世紀 奈良・大和文華館蔵)など、平成17年10月の開館記念特別展「美の国日本」で観覧者を魅了した珠玉の名品、9件との再会が楽しめる。

九州国立博物館 公式サイト
http://www.kyuhaku.jp/