六甲山観光株式会社が運営する六甲高山植物園では、春の妖精カタクリ、キクザキイチゲの群落が見頃だ。
「カタクリ、キクザキイチゲ」
◆カタクリ(ユリ科)
北海道~九州の山林原野に広く群生し、晴天時のみ開花する多年草。葉などの地上部があるのは、林床の明るい5月までで、その後は翌春まで休眠する。こういった生活周期の植物をスプリング・エフェメラル(春の儚いもの)と呼び、カタクリもそれにあたる。
高さ10~20cmの花茎に1輪の花を咲かせ、種から開花するまでは7、8年ほどかかる。昔は片栗粉の原料として用いられ、この鱗茎より製した質の良い澱粉が使用されていたが、現在はジャガイモの澱粉で代用される。
園内では、約5,000株が随時開花し、4月下旬まで楽しめる見込み。
◆キクザキイチゲ(キンポウゲ科)
落葉広葉樹林帯の林床に生える多年草。15cmほどの花茎に一つだけ花を咲かせることからついた和名。
園内では。樹林区のあちこちで群落が見頃を迎え、カタクリと同じ場所に咲くため、並んだ姿を楽しめる。4月中旬まで楽しめる見込み。
◆営業概要
【開園期間】開園中~11月30日(日)※休園日あり。
【開園時間】10:00~17:00(16:30 受付終了)
【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)
450円
【駐車料金】1,000円、繁忙日(GW):2,000円
六甲山ポータルサイト:
https://www.rokkosan.com/