50万人を超える人出で賑わう唐津の最大行事
絢爛豪華な14台の曳山が街を祭り一色に染める、「唐津くんち」が、唐津神社および唐津市中心部で、11月2日から4日までの3日間開催される。
唐津神社の秋季例大祭で、期間中は延べ50万人を超えるという人出で賑わう唐津最大の行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
お旅所への曳山の曳き込み、曳き出しが最大の見せ場
「唐津くんち」の曳山は、刀町の一番ヤマ「赤獅子」から十四番ヤマ「七宝丸」まで、いずれも、和紙を幾重にも貼り麻布を重ね漆で仕上げた巨大な漆芸品。高さ7m余り、重さ約2tから3tの重量がある赤や青、金など極彩色に美しく化粧された曳山を、揃いの法被姿に身を固めた若者たち数百人が威勢よく市内を曳き回す。
行事予定は、11月2日に宵山、3日に御旅所神幸、4日に町廻りが執り行われ、宵山では、19:30に、刀町の曳山が大手口から曳き出され東行する間に、 各町が曳き順通りに一番近い場所から参加。最後に唐津神社前に勢ぞろいし、提灯の灯りに浮かぶ幻想的な曳山が観客を魅了する。
3日は、早朝、唐津神社と特別な関係のある神田地区の青年が、神前にて雄獅子、雌獅子の獅子舞を奉納。9:30から、神輿を中心として前後に曳山が従い、明神台(西の浜お旅所)までの巡行が始まる。ヤマは一番の刀町・赤獅子から、制作年代順に並び旧城下町を巡行。お旅所への曳き込み、曳き出しが最大の見せ場となっている。
4日は、前日の御神幸とほぼ同じ巡路で、曳山が、旧城下の東西約8キロを回る。 いなせな曳子たちが、ヤマに乗り込んだ囃子方の奏でるお囃子に合わせて、力をふり絞りながら曳き廻るさまは感動的で「エンヤ、エンヤ」の掛け声とともに、フィナーレへと高まっていく。

唐津観光協会 「旅Karatsu/唐津くんち」
http://www.karatsu-kankou.jp/feature/karatsukunchi/