激しくもみ合い長竿の先につけた提灯の火を消し合う
“関東の奇祭”、「第156回古河提灯竿もみまつり」が、茨城県古河市のJR古河駅西口おまつり特設会場で12月3日に開催される。
高さ約10メートルの矢来の中で、市内各団体が20メートル近い竹竿の先につけた提灯を激しくもみ合いながら、相手の提灯の火を消し合う祭りで、会場付近では「古河ほこてんマルシェ」も開かれる。
参加団体の提灯がずらりと並び、競技もみと自由もみを実施
「古河提灯竿もみまつり」は、江戸時代古河藩領であった野木神社の神官が、ご神体の神鉾を奉じて馬に乗り、神社の神領である七ヶ村の末社をめぐり「七郷めぐり」を終え、12月3日末明に帰社するのを、提灯を持って出迎えた人達が、寒さをしのぐために身体をもみ合ったのが始まりとされる。
祭りのスケジュールは、子どもパレード(16:30~)、開会式(17:00~)、子ども部門(17:20~18:20)、大人部門・競技もみ(18:30~19:45)、大人部門・自由もみ(19:55~20:35)。
時折、竿が折れる音が響きわたり、提灯同士がぶつかって火の粉が飛び散る中で激しくもみ合う様子は勇壮というにふさわしい迫力で見る者を魅了する。

古河市観光協会 「古河提灯竿もみまつり」
http://www.kogakanko.jp/chochin/index.php