しだれ梅が春の訪れを告げる
。京都市伏見区の城南宮では、「しだれ梅と椿まつり」が、神苑で、2月18日~3月22日まで開催される。
神苑は四季折々の美しさを見せることから、「源氏物語花の庭」と称され、築山の一つである春の山では、例年2月になると早春の花が次々と開花。150本のしだれ梅がうすべに色や紅白の花を装い、春の訪れを告げる。
梅や椿の移り行く景色を楽しめる
城南宮は、794年の平安京遷都に際し、都の安泰と国の守護を願い、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせ祀り、城南大神と崇めたことが創建と伝えられ、城南宮とは平安城の南に鎮まるお宮を表す。
境内に広がる神苑「楽水苑」は、源氏物語に描かれた80種あまりの草木が植栽されています。「源氏物語花の庭」として親しまれ、季節ごとに美しさが楽しめ、春と秋の年2回行われる「曲水の宴」は王朝の雅を伝える行事として名高い。
「しだれ梅と椿まつり」では、「探梅(たんばい)」、「観梅(かんばい) 」、「惜梅(せきばい) 」と移り行くしだれ梅の景色が楽しめる。
また、神苑入り口から春の山、さらに平安の庭では、12月から3月の末にかけて300本の椿が次々に花開き神苑を彩り、中輪白色の「初嵐(はつあらし)」、ピンク椀咲き大輪の「曙(あけぼの)」、愛らしい真紅の藪椿「城南椿」など多くの品種の中からお気に入りの花を愛でることができる。
期間中は、室町の庭と桃山の庭の間に建つお茶席「楽水軒」では、巫女がお菓子と抹茶を出し、美しい庭園を見ながら、花などをかたどった愛らしい和菓子と抹茶を味わえ、神楽殿表舞台もしくは拝殿では、梅の花を冠にさした巫女が、梅の枝を手に持ち神楽を舞う「梅が枝神楽」を見ることができる。
(画像は城南宮公式サイトより)

城南宮 公式サイト
http://www.jonangu.com/index.html