富士急行株式会社は、9月18日(土)、創立95周年を迎えるとともに、同日、スイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道(以下MGB)との間に、姉妹鉄道提携を結んで30周年を迎えた。
これを記念して、同日より、30周年バージョンへとデザイン変更した新たなマッターホルン号の運行を開始した。
MGBの車両デザインを再現したマッターホルン号を、30周年バージョンにリニューアル
ヘッドマークに30周年記念ロゴを付けたこの車両は、外装ドア部分をはじめ車内のいたるところに、四季折々の自然の中を走るMGBの様子が掲出されており、電車に乗りながらスイスの雄大な自然の美しさを感じることができる。
この提携は、1991年に創立65周年を迎えた富士急行の記念行事として、同年に創業100周年を迎えたブリーク・フィスプ・ツェルマット鉄道(MGBの前身)との間で締結された。
これは、両社が共に社訓とする「真心」「信頼」「安全」「実行」という理念が一致したことに加え、「富士山とマッターホルンという国際観光地を走る山岳鉄道」などの共通点から実現したもの。
これまでに人材交流を始め、サービス面や技術面など様々なノウハウを交換する親善交流も継続して行ってきた。
■マッターホルン号30周年バージョンの運行開始
MGBの車両デザインを再現したマッターホルン号を、30周年バージョンにリニューアルした。車内には、31種類のポスターを掲出しており、MGBの四季折々の沿線風景を味わうことが出来る。
・名称:マッターホルン号30周年バージョン
・使用車両:6000系1編成(6501号編成)3両
・運行開始:9月18日(土)
・運行計画:普通列車を中心に運転