一般社団法人倶知安観光協会は、ふるさと納税のシステムを活用し、旅行客に納税額に応じて倶知安町で利用できる電子クーポンを発行する旅先納税事業(事業名:倶知安e街ギフトKU-KURU)を、3月22日(火)より本格運用している。
ふるさと納税制度を利用し、観光地とお客の新たな関係を構築したい
総務省が発表したふるさと納税に関する現況調査では、納税者のうち、ふるさと納税の利用率は約10.8%と考えられており、まだ伸び市場であると言える。
倶知安町としては、新型コロナ感染症の感染拡大する前である2019年は149.3万人の観光入込数があり、その数は人口の約99.5倍。さらに、ニセコ観光圏が実施している来訪者満足度調査によると、80.9%がリピーターであり、再来訪意向も高く、ニセコエリアを好意的に見ているお客様が多いことが分かる。
旅行で来ていたお客に、ふるさと納税のシステムを利用し納税いただくことで、返礼として電子クーポンを発行する本事業を今年度冬シーズンに3か月間実証実験を実施したところ、964.5万円の納税を得て、電子クーポンの利用総額も約282.9万円となった。
町の歳入増加や事業者への波及効果、お客への利便性の向上の点から非常に好評であり、本格運用を開始することとなった。
旅先納税を活用し、より多くの方々に、夏はラフティングや登山に散策、そして冬はパウダースノーの中でのスキーやスノーボードと通年通して、ニセコエリア倶知安町での旅行を楽しんで欲しいとのこと。
●倶知安e街ギフトKU-KURU概要
実施期間:3月22日(火)~2023年3月31日(金)
※2023年3月31日以降も継続予定
電子クーポン使用期間:旅先納税した日から180日間
電子クーポン使用可能店舗:倶知安町内の飲食・宿泊・アクティビティなど(現在約90店舗)
WEBサイト:
https://ku-kuru.jp/