約33万種の切手展示のほか、国内外の郵政資料約400点を展示
逓信総合博物館所蔵の歴史的資料を引き継ぎ、郵便および通信に関する所蔵品を展示・紹介する博物館「郵政博物館」が、東京スカイツリータウン・ソラマチ 9階(東京都墨田区押上)に、3月1日オープンした。
館内は郵便にまつわる歴史や物語を7つに分けて展示や映像で紹介する常設展示ゾーン、企画展示ゾーン、手紙ラウンジ、イベントスペース、ミュージアムショップ、ミュージアムゆうびんきょくで構成。日本最大となる約33万種の切手展示のほか、国内外の郵政に関する資料約400点を展示する。 開館時間は、午前10時00分~午後5時30分、 休館日は不定休(展示替えおよび設備点検などによる臨時休館有り)となっている。
開館記念特別展「―少女たちの憧れ―蕗谷虹児展」開催
常設展示ゾーンは、<「始」ノ世界>、<「郵便」ノ世界>、<「手紙」ノ世界>、<「切手」ノ世界>、<「郵便貯金」ノ世界>、<「簡易保険」ノ世界>、<メッセージシアター>の7つ。
<「切手」ノ世界>では、日本最大の所蔵数を誇る世界中の切手約33万種を一堂に展示。タッチパネル操作で切手データベースからお好みの切手を探せる検索・閲覧システム、“デジタル切手帳「Stamp Pond(スタンプポンド)」”を設置し、「花」「人物」「珍しい」「かわいい」などの既定の検索キーワードをタッチすると、キーワードに沿った切手が池から浮かび上がるかの様に画面上に表示される。
また企画展示ゾーンでは開館記念特別展「―少女たちの憧れ―蕗谷虹児展」を、3月1日(土)~5月25日(日)まで開催。蕗谷虹児(ふきやこうじ)氏は、大正から昭和にかけて少女雑誌の挿絵や表紙絵などで活躍した人気作家で、詩的でモダンで洗練された美女を描き、当時の少女たちを魅了。新潟県のふるさと切手に作品「花嫁」が起用された。

「郵政博物館」 公式サイト
http://www.postalmuseum.jp/