住民手づくりの数千個の和紙灯籠が春の宵を彩る
肥後・ 本妙寺(熊本県熊本市)では、「第13回 本妙寺 桜灯籠 ~はなとうろう~」が、3月29日(17:30~22:00)、本妙寺参道一帯にて開催される。
加藤清正の菩提寺でもある本妙寺を舞台として、地域住民と大学の協力によりはじまった催しで、参道には住民手づくりの数千個の和紙灯籠が並び、吊り灯篭の灯りに浮かぶ満開の夜桜、そして参道の各寺院からは様々な幽玄の調べが聞こえ、一夜かぎりの春の宵を楽しめる。
参道の各寺院では様々なコンサートを開催
本妙寺は、1585年、加藤清正公の父清忠の菩提寺として大阪に建立したものを、1588年、清正公肥後入国後、熊本城内に移し、のち清正公の逝去後、現在地の中尾山中腹に移建したもの。
仁王門をくぐると、参道両側には桜木と塔頭12か寺が並び、さらに急勾配の「胸突雁木」を登りつめると、加藤清正を祀る浄池廟(じょうちびょう)がある。浄池廟の奥には長い石段があり、これを上ると清正公の銅像が建つ。
「本妙寺 桜灯籠 ~はなとうろう~」は、毎年3月の最終土曜日に開催され、参道に並ぶ数千の和紙灯籠は全て住民の手づくりで、色々な作品が蝋燭の優しい灯りに照らされ、参道と石段を彩る。
また、参道の各寺院では、箏、笛、琵琶、ピアノとシャンソン、アカペラ、合唱、フルート、ギター、シンセサイザーなど様々なコンサートが開催され、幽玄の世界をつくりだす。

肥後・ 本妙寺 公式サイト
http://www.honmyouji.jp/本妙寺桜灯籠 公式サイト
http://hanatourou.com/index.html