国宝・毘沙門天、国宝・吉祥天など、法隆寺の至宝を紹介
東京芸術大学 大学美術館(東京・上野公園)では、「“東日本大震災復興祈念・新潟県中越地震復興10年”法隆寺-祈りとかたち」が、4月26日~6月22日(午前10時~午後5時 入館は午後4時30分まで)の期間で、開催される。
国宝・毘沙門天、国宝・吉祥天が出陳されるなど、法隆寺の至宝を総合的に紹介する、 東京では約20年ぶりの大規模な展覧会。
近代美術の大家による法隆寺を主題とする絵画・彫刻なども展示
「法隆寺-祈りとかたち」では、東日本大震災からの復興を祈念するとともに、新潟県中越地震復興10年という節目の年に、除災や国家安穏を祈って造られた金堂(国宝)の毘沙門天、吉祥天(いずれも国宝)をはじめ、法隆寺の寺宝の数々を公開する。
展示構成は「第1章 法隆寺-その美と信仰・法隆寺の仏教美術」として、毘沙門天、吉祥天をはじめ、奈良、飛鳥時代以降の優れた彫刻や絵画、色鮮やかな染織品を含む工芸など仏教美術の粋を出陳。
「第2章 法隆寺と東京美術学校」では、フェノロサや岡倉天心による明治期の調査を発端として、法隆寺所蔵の文化財保護と継承に携わってきた 東京美術学校(現・東京芸術大学)と法隆寺との深い関わりを紹介。
「第3章 法隆寺と近代日本美術」では、近代美術の大家による法隆寺を主題とする絵画・彫刻を紹介。 和田英作、安田靫彦、杉山寧をはじめ、法隆寺に魅了され、表現してきた芸術家たちの逸品が展示される。
同展覧会は巡回展で、仙台市博物館にて、2014年3月1日(土)~4月13日(日)の期間で開催中。また、新潟県立近代美術館にて2014年7月5日(土)~8月17日(日)の期間で開催予定となっている。

「法隆寺-祈りとかたち」 公式サイト
http://horyuji2014.jp/