「現代の名工」のおもてなし
大正11年創業である東京會舘の日本料理店「八千代」で、5月11日、和食と昔ばなしを融合したイベント
「日本昔ばなし」が開催される。
このイベントを取り仕切るのは、平成25年度「現代の名工」を受賞した鈴木直登氏だ。「現代の名工」は、その道で第一人者と認められた人物に贈られるもので、職人やこれを目指す若者の目標を示すものとなっている。
(画像はプレスリリースより)
浦島太郎誕生の秘密?
毎回好評となる鈴木氏によるグルメ会。今回のイベントでは、日本の神話や、一寸法師、猿蟹合戦といったなじみの深い昔ばなしが日本料理で表現される。
メニューは先づけは「日本の神話」より、「栄螺岩石寄」「木の芽味噌」。お造りは「浦島太郎」にちなみ、「鯛姿造り」「海老踊り作り」「龍宮見立」。中皿は「竹取物語」にちなんだ「姫鮎竹筒焼」「窓の月」など。メニューを眺めるだけでも、想像が膨らみ会話が弾みそうだ。
料理長の鈴木直登氏による解説つきで、日本の成り立ちや昔の日本の様子を学ぶことができる。浦島太郎がなぜ生まれたのか、といった意外と知らないことを聞くのも楽しい。
早めの予約を
この鈴木直登氏によるグルメ会、席数に限りがあるため、早めの予約をした方がよさそうだ。5月11日12:00からの開催で、料金は一人10800円(税込・サービス料別)となる。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を、親しみやすい昔ばなしと一緒にじっくりと堪能してみてはいかがだろうか。

東京會舘
http://www.kaikan.co.jp/restaurant/yachiyo/