約3万点から選抜した収蔵品の魅力などを紹介
トヨタ博物館(愛知県長久手市)では、開館25周年記念企画展として、普段見ることができない舞台裏に保管されていた収蔵車と、約3万点から選抜した収蔵品の魅力などを紹介する「トヨタ博物館『裏』展」を、本館2階特別展示室にて、4月19日から7月6日まで開催中。
1918年製アメリカ車「フランクリン」のレストア(復元)の展示や、“挑戦”を基準に選ばれた展示車、整備活動、カーマスコットやカーバッジなどの“クルマ文化資料”の展示など、収蔵品の魅力とともに、活きた博物館活動を紹介する。
貴重な資料や、“モノづくり”への情熱にふれる
「フランクリン・レストア」では、空冷エンジンへの拘り、木製フレーム、アルミ材を多用したボディなど、数々の独創的で先進的な技術を持ちながら、その拘りが営業的な足かせになり、自動車メーカーとしては生き残れなかったフランクリンのレストア作業を通し、当時の技術者の情熱、魂を伝える。
また、普段展示されていない収蔵車から、“挑戦車”を基準に選ばれた 「ランチェスター」(1904年・イギリス)、「サンビーム グランプリ」(1922年・イギリス)、「ランドクルーザーFJ25」(1957年・日本)、「ビュイック木炭車」(1937年・アメリカ)、トヨペット カスタム スポーツ(1960年・日本)の5台が展示される。
カーマスコット、カーバッジではカーマスコット5点、カーバッジ93点を取り上げて紹介。ほかにも、トヨタ博物館が所蔵する自動車関連ポスターの中から、19世紀末から20世紀初めの自動車ショーを題材にしたポスターを展示するなど、貴重な資料や、“モノづくり”への情熱、「裏」話にふれることができ、クルマ好きでなくても見逃せない内容となっている。

トヨタ博物館 開館25周年 特設ページ
http://www.toyota.co.jp/Museum/25th/