初心者もウオ―ホル通も要チェック!
六本木ヒルズ森タワーの森美術館で、5月6日までアンディ・ウオ―ホル展が開催されている。アンディ・ウオ―ホルは、「マリリン・モンロー」「キャンベル・スープⅠ:チキン・ヌードル」などで、世界中に知られるポップアートの旗手。
本展は、ウオ―ホルの初期から晩年までの作品、700点を紹介する日本では過去最大級の回顧展だ。前述のような有名な作品から、「人体図」など日本初公開の作品も多数展示され、ウオ―ホルを初めて見る人はもちろん、ウオ―ホルファンも新たな驚きを体験することができそうだ。
見どころをおさえよう
展示数が700点にもおよぶ本展、出かける前に見どころをチェックしてみよう。
セレブリティたちマイケル・ジャクソンやミック・ジャガー、坂本龍一といったセレブをモチーフとした、シルクスクリーリーンがずらりと並んでいる。ウオ―ホルの華やかな交友関係に思いをはせながら見るのも楽しい。
芸術の境界線~彫刻作品1964年制作の「ブリロの箱」は、その時代に大量生産されていた洗剤のパッケージを、そのまま木にプリントし、本物そっくりに再現した作品だ。作品にどんな意図が隠されているのか、まったく意図などないのか。みる側の感性によって、幾通りにも受け取ることができる。
ウオ―ホルの見た日本ウオ―ホルが、ありとあらゆるものを「タイムカプセル」として段ボール箱に保管していたもののなかから、日本に関連する品、約300点を展示している。気にとめなければガラクタとなってしまうようなものも多いが、ウオ―ホルはこのなかにどんな日本を見たのだろう?

森美術館
http://www.mori.art.museum/contents/andy_warhol/index.html