「ふるさといきものの里100選」
神奈川県愛川町
松葉沢ほたるの里で、ホタルの幻想的な光を楽しむことができる。
この
松葉沢ほたるの里は、地元の「松葉沢ホタル保存会」の方々が、川の清掃などを行いながらホタルの飼育、放流を行っていて、シーズンになると幻想的な風景を見ることができる。また、保存会の活動により、環境省の「ふるさといきものの里100選」の一つにも選ばれている。
源氏と平家
松葉沢ほたるの里では、ゲンジボタルとヘイケボタルを見ることができる。ところで、この「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」の名前の由来はご存じだろうか?
「ゲンジボタル」は大きく光が鮮やかな種類。名前の由来は、この優雅な光から、源氏物語の主人公である「光源氏」の名が付けられた、という説が有力である。
一方で「ヘイケボタル」は、ゲンジボタルに比べるとやや小柄。「源氏」に対するのは「平家」というわけで、「ヘイケボタル」と名付けられたと言われている。
飛び方にも違いがあり、ゲンジボタルが曲線的に飛ぶのに対し、ヘイケボタルは直線的に飛ぶ。
ゲンジとヘイケ、両方のホタルが見られる
松葉沢ほたるの里で、両方のホタルの違いを実際に観察してみるのも面白いだろう。

松葉沢ホタル保存会
http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/info/koho_pdf/