八坂神社の祭礼・祇園祭のクライマックス
大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつに挙げられる祇園祭のクライマックスである山鉾巡行/神幸祭が、7月17日に行われる。
祇園祭は、八坂神社の祭礼で、同神社のご祭神素戔嗚尊は疫病除けの神であり、祭礼である祇園祭もまた疫病鎮護が目的。八坂神社をはじめ氏子区域一帯で、7月1日の「吉符入(きっぷいり)」から31日の「疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしまつり)」までの1か月間、様々な神事や行事が執り行われる。
“豪華絢爛な一大ページェント”
祇園祭のハイライトは、17日(山鉾巡行と神幸祭)とその宵山である14日から16日で多くの観光客で賑わう。とりわけ、33基の山鉾巡行は壮観で、これらの山鉾のうち29基は重要有形民俗文化財に指定される。巡行は午前9時、四条烏丸から長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に河原町通を経て御池通へ向かい、途中、「注連縄(しめなわ)切り」「くじ改め」や、「辻廻し」などで見せ場を作り、“豪華絢爛な一大ページェント”が繰り広げられる。
神幸祭は、八坂神社御本殿において午後4時に執り行われ、3基の神輿(中御座・東御座・西御座)が八坂神社石段下に揃う三社揃い踏みは午後6時頃。それぞれの神輿が高々と担ぎ上げられる「差し上げ」や「差し回し」など、そのパワフルな熱気に圧倒される。その後、3基の神輿は、それぞれのコースを通り、四条御旅所にとどまる。
鴨川沿いでの夕涼みなど、彼女と出かけてゆっくりと京都を楽しむのには、むしろこの時期を避けたほうがいいのかもしれないが、手をとりあって祭りの高揚感にひたるのもいいかもしれない?

京都市観光協会 「祇園祭」
http://www.kyokanko.or.jp/gion/index.html八坂神社 公式サイト
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/index.html