「ゼロ戦」の設計者堀越二郎の青春を描くアニメ
「崖の上のポニョ」以来5年ぶりとなる宮崎駿の監督作「風立ちぬ」が、7月20日に公開される。
第二次世界大戦期における海軍の主力艦上戦闘機「ゼロ戦」の設計主任として有名な航空技術者として活躍した堀越二郎が、主人公のモデルとなり、同時代に生きた作家堀辰雄を併せて、ひとりの主人公”二郎”に仕立てた、1930年代の青春を描くアニメ作品。
閉塞の時代を「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物」の生き様
ストーリーは、美しい風のような飛行機を造りたいと夢見て、田舎に育ったひとりの少年が飛行機の設計者になろうと決意する。やがて少年は東京の大学に進み、大軍需産業のエリート技師となって才能を開花させ、ついに航空史にのこる美しい機体を造りあげるに至る。しかし、それは、日本帝国が破滅にむかってつき進む時期でもあった。
大正から昭和前期にかけて、閉塞感のもっと激しい時代を、独創性と才能において抜きんでていた「自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物」の生き様を描く。主題歌「ひこうき雲」は、松任谷由実のファーストアルバム「ひこうき雲」のタイトル曲。この夏、見逃せない話題の作品のひとつを観に、映画館に足を運んでみたら?

映画「風立ちぬ」公式サイト
http://kazetachinu.jp/index.html