勇壮な「舁き山笠」が博多の街を駆け抜ける
博多の総鎮守である櫛田神社の大祭、「博多祇園山笠」が、福岡・博多部中心、櫛田神社で、7月1日から15日まで開催される。
770余年の伝統を誇る祭りで、市内14か所に高さ10数メートルの絢爛豪華な「飾り山笠」が立ち、重さ約1トンもある勇壮な「舁き山笠」が博多の街を駆け抜け、街は祭り一色となり、延べ300万人を超えるという観客で賑わう。
クライマックスの「追い山笠」
主な行事は、7月1日、飾り山笠の公開と、各流が安全を祈願する「お汐井とり」の儀式から始まり、10日には、いよいよ「舁き山笠」が登場し、それぞれの流区域内を舁き回る「流舁き」が行われる。
祭りの見どころは、12日の「追い山ならし」、13日の「集団山見せ」、そして最終日早朝の「追い山笠」で、「追い山ならし」では、一番山笠から順次「櫛田入り」して奈良屋町角の廻り止め(ゴール)までの約4kmのコースを全力で舁く。
「集団山見せ」では、福岡市のメインストリート明治通りに全ての舁き山笠が集まり、知名士が台上がりを務め、呉服町交差点から天神(福岡市役所)間約1.3kmが舞台に、福岡県知事や福岡市市長、地元名士が台上がりを務め山笠が舁かれる。
「追い山笠」では、午前4時59分、大太鼓の合図とともに一番山笠から順に「櫛田入り」。その後、境内を出て旧博多部に設けられた約5kmのコースを「オイサ」「オイサ」の掛け声とともに、須崎町の廻り止めを目指し全速力で疾走し、祭りはフィナーレを迎える。

「博多祇園山笠」 公式サイト
http://www.hakatayamakasa.com/