ヨーロッパ各地を巡回し大好評を得た展覧会
世界で最も著名なイギリスのデザイナーの1人、ポール・スミスの創造性とそのユニークな世界観に迫る、「ポール・スミス展」が、京都国立近代美術館で、6月4日から7月18日まで開催される。
わずか3メートル四方だった1号店からスタートし、今では約70か国に展開する世界的なファッションブランドへと成長したポール・スミスの軌跡を紹介。
ロンドンのデザインミュージアムで開幕し、大好評を得た展覧会「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」がヨーロッパ各地を巡回し、いよいよ日本で開かれ、京都に続き、東京(7月27日~8月23日/上野の森美術館)、名古屋(9月11日~10月16日/松坂屋美術館)を巡回予定となっている。
映像インスタレーションや再現展示などポールの世界を多角的に紹介
同展では、1970年、イギリス・ノッティンガムにオープンしポールのファッション・デザイナーとしての第1歩が踏み出されたショップを当時のサイズそのままに再現した「ポール・スミス1号店」。
ポールの頭に浮かんでくる数えきれないほどのイメージを、映像インスタレーションで表現し、彼の頭の中へ迫る「ポールの頭の中」。
ポールのインスピレーションの源になっている物で溢れたロンドン・コヴェントガーデンにあるオフィスを細部にわたって完全再現した「ポールのオフィス」。
ポールの作る洋服の過去のコレクションから、2016年の春夏コレクションを含む、さまざまなラインナップが展示される「コレクション」。
それぞれのショップが個性を打ち出せるよう、ユニークなデザインのアプローチがおこなわれている世界のショップの紹介にあわせて、ショップに対するポールの思いや考え方を紹介する「ショップ」などで構成。ファッションだけにとどまらない多彩なクリエイションの軌跡に迫る。

「ポール・スミス展」 公式サイト
http://paulsmith2016.jp/index.html