稲穂にみたてた竿燈が夜空にゆらぐ
東北3大祭りのひとつに数えられる、秋田の夏の一大イベント「秋田竿燈まつり」が、竿燈大通り(夜本番)で、8月3日から6日までの4日間開催される。
長さ約12mの太い竹に46個の提灯をさげて稲穂にみたてた竿燈が持ち上げられ、260本あまりの竿燈が夜空にゆらぐさまは圧巻で、観衆を魅了する。
お囃子や掛け声、差し手たちの妙技で熱気に包まれる
「竿燈まつり」は、真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流しと呼ばれる七夕行事を起源とする説が有力で、厄よけやみそぎをして五穀豊穣を祈る行事として、279年以上に渡って庶民のあいだに受け継がれてきたという伝統ある祭り。
勇壮なお囃子の音と「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声が響くなか、差し手たちは、1本約50キロの竿燈を、手のひら、額、肩、腰へと軽々と移し変え自在に操る演技を披露。竿燈が連なる大通りは祭りの熱気に包まれる。
4日から6日の昼間には、エリアなかいちにぎわい広場で技術を競う妙技会が行われる。
また、ミニチュア竿燈と幼若の竿燈が体験できる「竿燈体験コーナー」(アゴラ広場)や、「竿燈屋台村」(市役所会場、中央会場)、「ご当地グルメフェスティバル」(大町イベント広場)も開催予定となっている。

「秋田竿燈まつり」 公式サイト
http://www.kantou.gr.jp/index.htm