昼の幟山笠が夜には巨大な提灯山笠に姿を変える
博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに福岡県の夏の3大祭りとされる、「戸畑祇園大山笠」が、北九州市戸畑一帯で、7月22日から24日までの3日間開催される。
昼は4基の大山笠が古式ゆかしく12本の大幟を立て、練り歩き、夜になると、大幟などの装飾を取り払い、提灯を重ねた提灯大山笠に姿を変え、鉦や太鼓のお囃子に合わせ、掛け声とともに進んでいく姿は圧巻で、多くの人出で賑わう。
見どころは中日の「大山笠競演会」
戸畑祇園の大きな特色は、昼と夜でその姿が大きく異なること。昼は、山笠本来の姿と言われる幟山笠で、12本の幟を立て、前面に「前花」、背面に「見送り」を飾った格調高い華麗な姿を披露する。
夜は飾り物を外し、12段(約10メートル)309個の提灯に彩られた 光の大ピラミッドへと姿を変え、重さ約2.5トンの提灯大山笠が50~60人のかきこ(担ぎ手)に担がれお囃子に合わせ、 “ヨイトサヨイトサ”の掛け声と共に歩調を合わせ進む。
一番の見どころは、祭りの中日である23日、戸畑区役所前の浅生1号公園一帯で開催される「大山笠競演会」で、4基の大山笠と小若山笠が一堂に会し、揃いのはっぴ姿にはちまきをキリッとしめた若衆が、 豪華で勇壮な競演を繰り広げ、祭りは最高潮に達する。

「戸畑祇園大山笠」 公式サイト
http://tobatagion.jp/