リニューアル・オープン/総合開館20周年記念企画
東京都目黒区・恵比寿ガーデンプレイス内の写真と映像専門の総合美術館、東京都写真美術館が、改修工事にともなう約2年に及ぶ長期休館を経て、9月3日リニューアル・オープン。
リニューアル・オープン/総合開館20周年記念として「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、3F・2F展示室で、9月3日から11月13日まで開催される。
また、B1F展示室では、「世界報道写真展2016」(9月3日~10月23日)が、1Fホールでは、「世界が魅せられた ふたりの異才 草間彌生×山口小夜子~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」(9月4日~9月9日)、「列聖記念 マザー・テレサ映画祭」(9月10日~9月30日)などが予定されている。
国際的に高い評価を得ている杉本博司の世界観、歴史観に迫る
「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展は、1970年代からニューヨークを拠点とし、“ジオラマ”“劇場”“海景”などの大型カメラを用いた精緻な写真表現で国際的に高い評価を得ているアーティスト杉本博司の世界観、歴史観に迫る展覧会。
人類と文明の終焉という壮大なテーマを掲げ、世界初発表となる新シリーズ「廃墟劇場」に加え、本邦初公開「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」、新インスタレーション「仏の海」の3シリーズが2フロアに渡って展示される。
「世界報道写真展2016」は、オランダで毎年開かれる「世界報道写真コンテスト」で、8万点を超える応募作品の中から選ばれた大賞など約150点の入賞作品を紹介。
世界を駆け巡ったニュースや現代社会が抱える問題、スポーツの決定的瞬間など、同じ時代を生きる人たちの、 普段目にすることが少ない現実を写真から知ることのできる貴重な展覧会となっている(京都、滋賀、大分、福岡、大阪、東京、埼玉を巡回)。

東京都写真美術館 公式サイト
https://topmuseum.jp/朝日新聞「世界報道写真展2016」 公式サイト
http://www.asahi.com/event/wpph/