だんじりが勇壮かつ豪快に町を駆け抜ける
一年のうち、岸和田が最もあつくなる、「岸和田だんじり祭・九月祭礼」が、岸和田地区・春木地区で、9月17日・18日に開催される。
重さ4トンを超えるだんじりが、勢いをつけて行き交い、走りながら直角に向きをかえる「やりまわし」は最大の見どころ。その迫力とスピードは、「岸和田だんじり祭」ならではで、勇壮かつ豪快さで全国的に有名な祭りとして、大勢の観光客で賑わう。
「こなから坂」を駆け上がる宮入りは圧巻
「岸和田だんじり祭」は、元禄16年(1703年)、時の岸和田藩主岡部長泰公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願し行った稲荷祭がその始まりと伝えられ、約300年の歴史と伝統を誇る祭り。
「九月祭礼」は、岸和田地区22町と、春木地区12町による春木地区だんじり祭に分かれ、催行され、主なスケジュールは、17日(宵宮)には、午前6時から一斉に各町のだんじりが繰り出す「曳き出し」に始まり、午前曳行、駅前ロータリーで各町が、趣向をこらしたセレモニーの後、やりまわしを行うパレード、午後曳行、昼間の勇壮な姿から幻想的な雰囲気に変わる夜間曳行。
18日(本宮)は、祭りの最大の神事である「宮入り」が、岸城神社、岸和田天神宮、弥栄神社で行われ、岸和田地区15町が宮入りする岸城神社では、有名な「こなから坂」を駆け上がり宮入りする圧巻のシーンを見ることができる。
その後、午後曳行が行われ、2日間の有終の美を飾るべく、だんじりがまちを駆け抜け、最後の夜間曳行の後、だんじりは各町のだんじり小屋に戻る。

岸和田市「岸和田だんじり祭」 公式サイト
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/danjiri/