“東アジア文化都市事業”のコア企画
奈良市では、日中韓共同の文化プロジェクト“東アジア文化都市事業”のコア企画として、「古都祝奈良(ことほぐなら) 時空を超えたアートの祭典」を、奈良市内8社寺(東大寺、春日大社、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、唐招提寺、西大寺)とならまち等で、9月3日から10月23日まで開催する。
期間中は、美術、舞台芸術、食を中心としてさまざま文化プログラムが予定されている。
現代美術作家による8社寺アートプロジェクトなどを展開
“東アジア文化都市事業”は、日中韓3か国において、選定された各都市での現代の芸術文化から伝統文化、また多彩な生活文化に関連するさまざまな創造的なイベント等を実施し、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進し、多彩な文化の国際発信力の強化を図ることをめざす事業。
2014年から日本・中国・韓国3か国において開催され、2016年(平成28年1月~12月)第3回開催都市には、日本は奈良市、中国は寧波市、韓国は済州特別自治道が選ばれている。
「古都祝奈良 時空を超えたアートの祭典」では、美術部門は、世界で活躍する現代美術作家、蔡國強(中国)、紫舟(日本)、サハンド・ヘサミヤン(イラン)、キムスージャ(韓国)らが、8社寺でアートインスタレーションを展開。また、ならまちでもアートインスタレーションやワークショップを開催する。
舞台芸術部門は、平城宮跡に野外特設ステージを組み上げる舞台公演や、遣唐使をテーマとした「万葉オペラ」の新作を上演予定。
食部門は、「Nara Food Caravan Project」として、シルクロードの東西文化交流の要であったモンゴルの「遊牧民」の伝統的な住居である「ゲル」をシンボルとして、シルクロードを通じてさまざまな文化が伝わり、国際都市として栄えた奈良の食文化、食材を掘り起こし、奈良市内に移動式の食空間を出現させる。

「東アジア文化都市2016奈良市」 公式サイト
http://culturecity-nara.com/