宮神輿と江戸型山車の連合巡行が100年振りに復活
赤坂・六本木の氏神様、赤坂氷川神社では、「赤坂氷川祭」が、9月15日から18日まで開催される。
今年は神社の現社殿を造営した徳川8代将軍吉宗公が将軍に就任して300年の祝いの年にあたり、戦時中に焼失した「宮神輿」を新調。また、申年に合わせ、江戸から現存する江戸型山車「猿」も復元し巡行。宮神輿と江戸型山車の連合巡行は、明治以来約100年振りの復活となる。
近年では最大規模の江戸祭礼絵巻が繰り広げられる
最大の見どころとなる、17日の宮神輿と山車の巡行(13:00~18:00/赤坂通り~東京ミッドタウン)では、神社隊列を先頭に、申年に併せて復元された「猿」、熊襲退治の女装をした「日本武尊」、明治の歌舞伎の人気俳優9代目市川團十郎が、豪華な装束をまとって舞っている「猩々」の江戸型山車に続き、山車の車に「宮神輿」を載せ巡行。
巡行には、頭衆の「木遣り」、赤坂芸妓衆も加わり、更には、俳優松平健氏が扮した将軍吉宗公や、吉宗出生の地和歌山から「和歌祭」の一隊も附け祭りとして加わるなど、近年では一番規模の大きい隊列となる。
16日の宵宮巡行(18:00~/赤坂~赤坂見附周辺)では、町会神輿2基と「猩々」山車1本が連合巡行。都心のオフィスビルを背景に、街明かりにライトアップされた江戸絵巻が壮麗に浮かび、巡行順路には、同時開催のSWING赤坂による露店が軒を連ねる。
18日の神幸祭(9;00~17:00/赤坂全域・六本木)では、山車「猿」を先導に、宮神輿が赤坂氷川神社の氏子地域を巡行。途中、赤坂サカスでの式典では、赤坂芸者の踊りも披露される。
また、17日・18日には、赤坂氷川神社境内にて毎年恒例の盆踊りが開かれ、境内には数々の露店が立ち並び、また赤坂を代表する名店による出店も予定。
他にも、和歌山の豊かな自然の恵みを、赤坂の料理人たちが腕をふるって、期間限定メニューを提供する「赤坂X和歌山 食いしん坊将軍“祭”」(9月5日~9月19日/参加81店舗)。
赤坂芸妓衆のおもてなしと共にビールを片手に和食やフレンチ、イタリアンなど各店自慢の一品が楽しめる「赤坂おもてなしビアガーデン」(9月11日/赤坂金龍駐車場)。
一ツ木通りや赤坂通り沿いに多くのショップや縁日が立ち並び、音楽と共に美味しいお料理とドリンクが楽しめる「SWING赤坂」(9月15日・16日/一ツ木通り、赤坂通り)なども開催予定となっている。

「平成二十八年度 赤坂氷川祭」 特設サイト
http://www.hikawadashi.or.jp/akasakahikawasai2016/index.html