東寺の寺宝などを一般公開
京都の東寺では、「2016秋期特別公開」が、9月20日から11月25日まで開催される。
宝物館では、「東寺の明王像『』怒りと祈りの仏』」、小子房では、「堂本印象画伯障壁画」公開が行われ、国宝・五重塔の初層の特別拝観(10月28日から12月4日)、講堂の須弥壇北面の特別公開(10月28日から12月4日)、灌頂院の特別公開(10月28日から11月25日)、「紅葉ライトアップと夜間特別公開」(10月28日から12月4日)も予定されている。
明王像に関わる宝物を展示
「東寺の明王像『』怒りと祈りの仏』」では、東寺の寺宝から明王像に関わる宝物を一同に公開するとともに、国宝・西院御影堂の修復工事が開始されたことから、内陣に安置された愛染明王像などが宝物館で特別公開される。
主な展示品は、国宝・五大尊像 軍荼利明王像(ごだいそんぞう ぐんだりみょうおうぞう/平安時代)、国宝・五大尊像 大威徳明王像(ごだいそんぞう だいいとくみょうおうぞう)/平安時代)、重文・大元帥曼荼羅図(だいげんすいまんだらず/鎌倉時代)国宝・兜跋毘沙門天立像(とばつびしゃもんてんりゅうぞう/唐時代)など(期間中、一部展示替えあり)。
小子房は、南北朝時代には光厳上皇により、御所として定められたこともある、天皇をお迎えする特別なところで、現在の小子房は、1934年、昭和9年に再建された建物で、総木曾檜造りで昭和を代表する建築物のひとつ。襖絵や障壁画は堂本印象の作で、勅使の間には、金色の地に「渓流に鶴」と「日輪山嶽図(にちりんさんがくず)」が描かれている。

東寺 公式サイト
http://www.toji.or.jp/