“やま”の美と沿道の人々の熱気が城下町をつつむ
岐阜県大垣市では、城下町大垣に初夏の訪れを告げる「大垣まつり」が、大垣八幡神社前、大垣駅通りほかにて、5月9日・10日の2日間開催される。
13両のやまが城下町を練り歩き、華麗な元禄絵巻を繰り広げ、大勢の人たちが沿道を埋めつくす。また、約600店もの屋台が立ち並び、お祭りムードを賑やかに盛り上げる。平成27年3月に、「大垣祭のやま行事」として、国重要無形民俗文化財にも指定された。
本楽では、城下町を13両のやまが一堂に揃って巡行
「大垣まつり」は、慶安元年(1648年)に大垣城下町の総氏神であった八幡神社が、大垣藩主戸田氏鉄公により再建整備されたおり、城下18郷が喜びを御輿3社の寄付で表し、大垣10か町が10両のやま(出しもの)を造って曳き回したのが始まりといわれ、360年の伝統を誇る祭り。
主な行事予定は、試楽(5月9日)では、8:45から八幡神社前で各やまが奉芸を行い、9:30からは市役所玄関前で掛芸披露を行い、その後は自由に市内を巡行。19:00からの夜宮では、提灯の点灯を行い、奉芸や、やまの回転をした後、曳きわかれる。
本楽(5月10日)では、8:45から八幡神社前で奉芸を行い、その後、13両のやまが行列をなして城下町を巡行。16:30からは、新大橋から八幡神社前までの間を、御輿と13両のやまによる「大垣まつり行列」を実施。19:00からは夜宮が行われる。

大垣観光協会「水都旅(すいとりっぷ)/大垣まつり」
http://www.ogakikanko.jp/event/ogakimaturi/