色鮮やかな装束で着飾った馬が鈴の音を鳴らし行進
岩手県では、農耕馬に感謝する200年以上に及ぶ伝統行事、「チャグチャグ馬コ」が、6月13日に開催される。
色鮮やかな装束で着飾った100頭程の馬と馬主が、滝沢市鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社で参拝し、盛岡八幡宮までの約13キロの道のりを約4時間かけて行進する。
「チャグチャグ馬コまつり」(滝沢ニュータウン・メインストリート)や、「チャグチャグ馬コ手踊り、さんさ踊りパレード」(盛岡大通商店街)などの関連イベントも開催され、多くの人出で賑わう。
国の無形民俗文化財で、「日本の音風景100選」にも選定
「チャグチャグ馬コ」は、毎年6月に行われる「蒼前様」を信仰とする祭り。農民による馬体安全祈願の蒼前詣が起源といわれ、馬のあでやかな飾り付けとたくさんの鈴が特徴で、歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来といわれる。
昭和53年には文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、平成8年には、馬の鈴の音が環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に選出されている。

滝沢市 「チャグチャグ馬コ」
http://www.city.takizawa.iwate.jp/01chag盛岡市・盛岡観光コンベンション協会 「盛岡観光情報/チャグチャグ馬コ」
http://www.odette.or.jp/?p=1351