庭園一面を覆う苔と凛と咲く桔梗の花を愛でる
京都市東山区の東福寺塔頭・天得院では、桔梗の開花に合わせて、初夏の特別拝観を6月25日から7月10日(午前10時~午後5時 受付終了:午後4時30分)まで実施する。
桃山時代に作庭の枯山水庭園一面を覆う苔と凛と咲く桔梗の花の青や白とのコントラストを愛で、日常の喧騒をはなれて、くつろぎの時を過ごすことができる。
6~7月の桔梗と、11月の紅葉のシーズンに一般公開
天得院は、南北朝時代の正平年間(1346~1370年)に、東福寺第30世住持 無夢一清(むむいっせい)禅師が開創した東福寺5塔頭のひとつ。
桃山時代に作庭されたとされる庭園は、昭和43年中根金作師の指導により一部補修され現在に至り、築地塀に囲まれた、びっしりと杉苔に覆われた枯山水の庭に、凜と咲く桔梗の青や白の花が美しく、桔梗の寺として知られる。
特別拝観期間中は、庭を眺めながら昼食(精進料理・要予約)も楽しめ、舞妓の魅力を独特の線と色使いで描く「大杉真司 作品展」が、同時開催予定となっている。

天得院 公式サイト
http://www.tentokuin.jp/tera/index.html