町内を巡りロングランで開催される伝統的な盆踊り
郡上市の夏の風物詩、「郡上おどり」と「白鳥おどり」が、7月から9月にかけて開催される。
「郡上おどり」は32夜、「白鳥おどり」は22夜と、各町内を巡りロングランで開催される伝統的な盆踊りで、8月のお盆には明方まで夜通し踊り続ける徹夜踊りで盛りあがる。
バラエティーに富んだ10種の踊りが繰り広げられる「郡上おどり」
「郡上おどり」は、約420年の歴史があり、江戸時代に士農工商の人心の安定と融和を図るために奨励され盛んになったという。
踊りの種類は全部で10種類。江戸時代に城下での盆踊りを奨励するため郡上藩内のあちこちの村に伝わっていた
踊りを集めたためといわれ、日本を代表する盆踊りのひとつで芸能史上とくに重要なものとして、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
また、「白鳥おどり」も約400年の歴史がある伝統的な盆踊りで、8種類の踊りがあり、軽やかなリズムで踊り子を魅了する。神社の拝殿にキリコ灯籠を吊り下げて踊る国選択無形民俗文化財の「拝殿踊り」を行うのも特徴で、音頭取りの唄と下駄の音だけで調子を合わせて踊る素朴な踊りで、盆踊りの原型ともいわれる。

郡上市観光連盟 「郡上満喫/郡上2大おどり」
http://www.gujokankou.com/about/about02/about02-01