2隻の御座船が100隻に及ぶ供奉船を従えて松島湾内を巡幸
宮城県塩竈市では、「第68回塩竈みなと祭」が、7月19日・20日に開催される。
塩竈神社と志波彦神社の神輿を奉安した「鳳凰丸」「龍鳳丸」の2隻の御座船が、約100隻に及ぶ大小の供奉船(ぐぶせん)を従えて松島湾内を巡幸する姿は、さながら平安絵巻を見るようで、昨年、地域活性化センターが主催する「第19回ふるさとイベント大賞」で大賞(内閣総理大臣賞)を受賞した。
花火大会や塩釜甚句や、よしこの塩竈などのパレードも開催
「塩竈みなと祭」では、19日の前夜祭には、巡視船「まつしま」、測量船「天洋」の一般公開(11:00~15:00)、縁日広場(15:00~21:00)、花火大会(20:00~20:45)を開催。
20日の本祭では、中心行事である「神輿海上渡御」(10:30~)が開催され、塩竈神社の神輿を奉安する御座船の「鳳凰丸」、志波彦神社の神輿を奉安する御座船の「龍鳳丸」が松島湾内を巡幸する。
「神輿海上渡御」は、古来、海からの道案内の役割を果たされ、この地に残られた御祭神の塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)を、年に1度海へお連れするという、神社を崇敬する氏子たちの感謝を伝える神事。
巡幸後、重さ1トンもの神輿が,皆に見送られながら,神社202段の階段を粛々と上り神社に戻る様は感動的で、見守る人々から歓声が湧き上がる。
また、塩釜甚句や、よしこの塩竈などが披露される「陸上パレード」(12:30~)も開催され、祭りを盛り上げる。

塩竈市観光物産協会 「塩竈みなと祭」
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