見どころは、中日の「大山笠競演会」
北九州市戸畑の夏風物詩、「戸畑祇園大山笠」が、戸畑区一帯で、7月24日から26日まで開催される。
祭りのいちばんの見どころは、中日(25日)に行われる「大山笠競演会」(18:30~21:00/戸畑区役所前の浅生1号公園一帯)で、幟山笠から、光の大ピラミッドへと姿を変えた提灯山笠が集い、ヨイトサ、ヨイトサの掛け声にあわせて豪華で勇壮な競演を繰り広げる。
昼の幟山笠が夜は提灯山笠に姿替え
「戸畑祇園大山笠」は、200年を超える歴史を持つ戸畑区の伝統行事で、飛幡八幡宮、菅原神社、中原八幡宮の三社の夏祭り。「提灯山」の愛称で広く親しまれ、国の重要無形民俗文化財にも指定される。
その特徴は、昼の幟山笠が夜になると提灯山笠に姿替えすること。幟山笠は、高さ約1.8メートルの台の上に、約2メートル四方の勾欄付の台座を据え、この中心部にご分霊を納めた祠を置き、紅白のラシャ地に黒ビロードの縁取りを施した12本の幟を立て、前面に「前花」、背面に「見送り」を飾る、格調高く華麗な姿を披露。
提灯山笠は、幟山笠の飾り物を外し、12段(約10メートル)309個の提灯に彩られた 光の大ピラミッドへと姿を変え、重さ約2.5トンの山笠を50~60人のかきこ(担ぎ手)が担ぐ。鉦や太鼓のお囃子に合わせ、 掛け声と共に歩調を合わせ進む様は圧巻で、祭りの熱気に包まれる。

「戸畑祇園大山笠」 公式サイト
http://tobatagion.jp/