創業から現代に至る、ブルガリの変遷をたどる
東京国立博物館では、イタリアが世界に誇るハイジュエリーブランド、ブルガリの、貴重な作品の数々を紹介する「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」が、9月8日から11月29日まで開催される。
展示構成は、「エリザベス・テイラー ルーム」「日本に着想を得たジュエリー」「独自性あるモチーフ」「40周年のブルガリ・ブルガリ」。創業者ファミリーが手がけた銀の装飾品(1884年)から、映画俳優が身に着けたジュエリーなど、現代に至る、ブルガリの変遷をたどる。
エリザベス・テイラーが、リチャード・バートンから贈られたジュエリーの数々を展示
「エリザベス・テイラー ルーム」では、エリザベス・テイラーが、リチャード・バートンから、婚約時や誕生日に贈られたエメラルドのブローチやサファイアのソートワールなど、ジュエリーの数々を展示。サファイアのソートワールのセンターにセットされた贅沢なサファイア(およそ65カラット)は、ピラミッドのように中央を高くした「シュガーローフ」シェイプに磨かれ、唯一無二の輝きを放つ。
「独自性あるモチーフ」では、西洋や東洋の文化を超えて人びとを魅了してきたモチーフをアイコンにした「セルペンティコレクション」やビサンチン帝国のソリドゥス金貨を用いた「モネーテコレクション」を展示。「セルペンティコレクション」は、古代ギリシャ・ローマ時代から「英知」や「若さ」、「永遠」のシンボルとして人びとを魅了してきた「セルペンティ」(蛇)をモチーフとし、ゴールドの上にエナメルで鱗を表現したブルガリのアイコンコレクションとなっている。

東京国立博物館 公式サイト
http://www.tnm.jp/