577本の応募作の中から選出された20作品を上映
自主製作映画の登竜門とも言われる映画祭、「第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」が、東京国立近代美術館フィルムセンターで、9月12日から24日まで開催される。
コンペティション部門「PFFアワード2015」では、577本の応募作の中から選出された20作品を上映。招待作品部門は、「特集 サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~」などが予定されている。
「第37回PFF」は、東京開催を皮切りに、京都、神戸、名古屋、そして福岡と巡回する。
アメリカの偉才サミュエル・フラーを特集
「PFFアワード」は 、1977年から変わらず、自主映画を応援するコンペティションで、過去には、黒沢清、園子温、李相日、荻上直子、内田けんじ、石井裕也などが入選。若い才能が集結し、グランプリを競う。
東京会場では、招待作品部門は、「特集 サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~」、「映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~」、「特別企画 世界が絶賛した日本の短編たち」を上映。
「特集 サミュエル・フラー」では、日本未公開作品、ひとり娘サマンサ・フラーが父を敬愛する人々と共に制作したドキュメンタリー作品「フラーライフ」(監督:サマンサ・フラー)、発表から40年あまりを経て遂に日本に登場する「ベートーヴェン通りの死んだ鳩(ディレクターズカット版)」(監督:サミュエル・フラー)が上映決定し、見逃せない。
PFF講座シリーズ「映画のコツ ~こうすればもっと映画が 輝く~」では、視覚の大きなキーである「美術」と、映画の総合的なリーダー「プロデューサー」について、映画上映と、美術監督の種田陽平と映画監督の周防正行をはじめ豪華なゲストの対談が予定されている。
(画像はプレスリリースより)

「第37回PFF」 公式サイト
http://pff.jp/37th/