絢爛豪華な山車が、川越の蔵造りの街並みを曳行される
、埼玉県川越市では、江戸「天下祭」の様式や風流を今に伝える「川越まつり」が、川越市中心市街地一帯で、10月17日・18日の2日間開催される。
精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、川越の蔵造りの街並みを中心に曳行され、夜には、提灯のあかりに豪華絢爛な山車が浮かび昼間とは全く違う幻想的な姿に魅了される。
夜の“曳っかわせ”で最高潮に盛り上がる
「川越まつり」の最大の特長は、「川越氷川祭の山車行事」として 国指定重要無形民俗文化財となった豪華絢爛な山車の競演。
山車の構造は二層の鉾と人形からなる江戸型が発展したもので、四つ車、又は三つ車と台座の上に、二重のあんどん(鉾)を組み、上層に出る部分と人形は、それぞれ迫り上げ式のエレベーター構造になっていて、山車の上では囃子のほか、舞や神楽も行われる。
昼間は、人形や彫刻、幕の刺繍など、それぞれ違う個性をもった山車を比べながら見て回り、手古舞姿に身を包んだ艶やかな小江戸小町や、山車を自在に操る鳶、曳き手の姿、祭り囃子などが楽しみ。
夜には提灯のあかりに豪華絢爛な山車が浮かび昼間とは全く違う幻想的な姿となった山車の様子と、午後6時半ごろから9時ごろまで、中央通り、蔵造りの街並みと各交差点でくりひろげられる“曳っかわせ”が見どころ。山車が四つ角などで他町の山車に出会うと、お互いに囃子台の正面を向けて競いあい、圧倒的な迫力に祭りは最高潮の盛り上がりを見せる。

「川越まつり」 公式サイト
http://kawagoematsuri.jp/index.html