文化文政時代に中山道を歩いたであろう旅人の姿を再現
中山道・妻籠宿では、「文化文政風俗絵巻の行列」が、11月23日に開催される。
130名前後の人々が、宿場役人・武士・浪人・鳥追い女・無宿・早駕籠・目明し・飛脚・虚無僧・女旅・男旅などに扮し、文化文政時代に中山道を歩いたであろう旅人の姿が再現され、宿場町の秋を彩る。
木曽馬に乗った花嫁行列も中山道を往来
妻籠宿は、中山道六十九次のうち江戸から数えて42番目の宿場。江戸時代の町並みという貴重な財産を後世に伝えるため、全国に先駆けて保存運動が起こり、美しい風景と情緒あふれる町並みは今なお江戸時代の宿場の姿を色濃く残す。
行列は、10:30に、宿場の北方にある南木曽町総合グラウンドを出発。旧中山道を歩いて、正午には宿場の中心に至る。木曽馬に乗った花嫁、仲人、長持ちを担いだ一行は、山駕籠に乗った子供たちと共に注目の的となっている。
13:00までは昼食の時間で、街道に面した板の間に腰かけて、輪っぱ弁当を広げる者、竹の皮に包んだ握り飯をほおばる者、あるいはキセルをふかす人などがいて、その様子は保存された町並みにマッチして江戸時代さながら。
昼食をとった行列は終点の大妻籠地区まで行き、再び宿場の中心へ戻り、この時間を見計らって、しめ太鼓、記念撮影、収穫祝いの餅役げが旧妻籠小学校校庭で行われる。

妻籠観光協会 「木曽・中山道 妻籠宿」
http://tumago.jp/index.html妻籠観光協会 11月23日「文化文政風俗絵巻の行列」開催
http://tumago.jp/event/201510/post-1.html