長竿の先に付けた互いの提灯を消そうと激しくもみ合う
茨城県古河市では、「古河提灯竿もみまつり」が、古河駅西口おまつり特設会場で、12月5日に開催される。
市内各団体が先端に提灯を付けた十間余り(約18メートル)の竹竿を20人ほどの若者で支え、矢来の中で互いの提灯を消そうと激しくもみ合う荒々しい祭りで、“関東の奇祭”とされている。
竿が折れ、提灯の火の粉が飛び散る
「古河提灯竿もみまつり」は、江戸時代古河藩領であった野木神社の神官が、ご神体の神鉾を奉じて馬に乗り、神社の神領である七つの村の末社をめぐる「七郷めぐり」に由来。「七郷めぐり」を終えた一行のおかえりを、提灯を手にした大勢の参拝客が出迎え、参拝客たちが寒さをしのぐために体をもみ合い、暖をとったことから始まったといわれる。
祭りでは、会場の両側には高さ約13メートルの矢来が組まれ、参加団体の提灯がずらりと並び、各団体がそれぞれの長竿で相手の提灯を消そうと、提灯同士がぶつかって火の粉が飛び散る中で激しくもみ合う。
スケジュールは、子どもパレード出発(16:20~)、開会式(17:00~)、子ども部門(17:20~18:00)、野木神社白拍子の舞(18:10~18:30)、大人部門/競技もみ(18:35~19:45)、大人部門/自由もみ(19:55~20:40)、閉会式(20:50~)となっている。

古河市 「古河提灯竿もみまつり」
http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/0000001426.html古河市観光協会 「古河提灯もみまつり」
http://www.kogakanko.jp/chochin/index.php